孫と歩けば・・・
ばあちゃんの孫育てコラム

2006/11/20
水泳教室もいやがらないし、病気の時もおとなしく寝ているし、普段はおにいちゃんより手のかからないミル。ところが、いったんヘソをまげるとさあ大変、なだめてもすかしても絶対ダメ、パパでもママでも、もちろん爺婆でもどうにもならないときがあります。ところが、そんな時、たった一つだけ効き目のある方法がありました。

「カントくんお願い!」の一言でお兄ちゃんのカントが阿修羅状態のミルのそばに駆け寄って、耳元でなにやらヒソヒソ、すると、あら不思議、まるでつきものが落ちたみたいに、おとなしくなるのです。おまけに「ママごめんなさい」とくるのですから!

カントにきいたら「魔法のことばをいったの」と言うだけ。「フーンそうか!まさに魔法だねぇー」と、深く追求はしないことにしています。

2006/8/2
私の影響で草花大好きだった孫のカントが、いまや、すっかり生き物狂いになっております。現在、我が家で孵化した三代目のカブトムシ十数匹、幼稚園などで自らゲットしたクワガタ数匹、スズムシ四匹、アメンボの赤ちゃん数匹、金魚、ハヤの子ども、サワガニ、などが、玄関から居間を、ところせましと占領しています。

 ちょっと前まではカマキリも飼っていましたが、餌にする蝶を採るのがいやになったのか、逃がしてやりました。私と違って、朝に強いカントは、早朝、目が覚めると同時にわたしたちの寝室へやってきて、近くの林に虫探しにいこうと誘います。ただし、もう婆さんを起こすのは無理だと諦めて、爺さんがもっぱらのターゲットになってしまいました。というわけでこのごろ孫と歩いておりません。ゴメン!

2006/5/9
 物を言う言わぬの違いこそあれ、子どもの成長と植物の成長にはびっくりするような共通性があります。ある日突然花が開くように、子どもも、ある日突然の成長振りに驚くのです。
 幼稚園から秋の運動会にカントが使う竹馬を、作ってくるように宿題が出ました。運よく近所に、子どもの頃、自分で竹馬を作って遊んでいた年配の方がいらして、ほんとに助かりました。

 主人と息子が、おそわりながら苦心惨憺しているそばで、通りすがりの人にミルが「今、竹馬作ってるの! 竹馬の練習があるんだよ」と自慢げに言うと、そばでカントが、小声で「違うよ、ミルちゃん。竹馬の競争があるんだよ」と訂正してやっていました。大人が訂正したりすると、すぐ反抗するミルが、「あのね、競争があるんだよ!」とあわてて訂正するのです。

幼稚園ですっかりお兄ちゃんの株を上げたカントくん、言葉の使い方も驚くほどの上達振り。婆さんの出る幕なし!


2006/1/25
まもなく5歳になるカントと3歳のミルは、ことあるごとにぶつかりあって口喧嘩の連続。3歳のミルが人一倍口が達者なこともあって、ついカントの手が出てしまい、「ウエーーン」という毎日です。

ある日、ミルが何度注意をしても遊びまわって、ご飯をちゃんと食べません。大人から、ひどく怒られてミルはコタツにもぐりこんでしまいました。心配そうに大人の顔色をみていたカントは、コタツ布団をめくって、「ミルちゃんおいで、カントくんが食べさせてあげるから」すると、今までまったく言うことを聞かなかったミルがのこのこ出てきて、おとなしくご飯をたべさせてもらうではありませんか。心許ない箸使いでカントが運ぶご飯を、雛鳥みたいにおおきく口を開いて食べるミル。見て見ぬふりをしながら、ジンとした出来事でした。
2005/5/23
 2歳6ヶ月の美留が風邪を引いてなかなか治らない。ママが晩御飯の支度をする時もグズグズいうので、おんぶして、近くの養鶏場にでかけた、青々と繁ったハコベを、金網の隙間から入れてやると、争って食べにくる。それが面白くて、しばらくは、美留の機嫌も直る。そう言えば、こういうことの繰り返しだったなあと、子育て時代を思いだす。

 以前から気がついていたことだが、私の知る限り、雄鶏は、ハコベにかかわらず、めずらしい餌を口にしない。コッコッコッ!と周りの雌鶏を呼び寄せて与えしまう。さすがだ、と感心して、通りがかった養鶏場の主にそのことを話したら、「いや、いまのニワトリは、そうでもなかですばい。弱か雄鶏は隠れとって、サッと出て来て自分が食う。体力がなかやつはダメ!だけん雌鶏にも、もてんですたい。人間といっしょ!」「・・・・・・」

2005/3/7
 昨年の二月から長男の家族と同居しています。始めの頃は家族全員、二人の孫に振り回され、一日の終わりは、ぐったりという感じでしたが、三月から上の閑戸が、幼稚園にあがり、だいぶ楽になりました。毎日、ママとの別れがつらくて泣いていた閑戸も、いつの間にか、幼稚園生活にすっかりなじみ、毎朝、喜んで出かけるようになりました。

 この二人の孫に一日に何度も、「えっ!」と思うような行動や言葉で驚かされたり、感心させられたり。どなたも体験される孫との日常を、なるべく正直に、告白していきます。

 日曜日、寒の肥料やりの邪魔をするので怒ってばかりいたら、閑戸が、「おばあちゃん、クリスマスローズが咲いてるよ!」「えっ!」とのぞきこんだ私に、見透かしたように「嬉しいねっ!」 確かに今年一番のクリスマスローズが、寒さに震えるようにして開きかけていました。庭の主である私より先に見つけるなんて、許せない!でも確かに嬉しいっ!